2009年3月20日金曜日

金箔押しに挑戦


とある事情で金箔張りに挑戦します。ド素人なのでWEBで必要な物を調べたところ、当たり前ですが金箔が要りますね。金箔は実はいろいろあり、色(銀の含有量)や、製法の違い、素人向けに扱いやすくした製品等、多種多様です。今回は素人向けの透明フィルムタイプの金箔と、価格の安い切り落としタイプを購入しました。色は三号です。私の主観で一番金色っぽかったのが三号でした。


貼り付ける用途に応じて接着剤を選ばないといけないようです。私は陶器に張りたいので、石材用接着剤を購入しました。写真右のチューブが接着剤です。これを刷毛塗りできるぐらいに薄めて塗布します。専用薄め液も購入しました。中身はただのホワイトガソリンみたいです。火気厳禁ですね。密閉できるビンに入れて混ぜ合わせ、筆塗りします。


貼りたい物に接着剤を何度かに分けて塗り、乾く直前に金箔を押し付けます。接着力で金箔が物に載り、隙間無く貼り付ければ押さえ作業に移ります。しわや二重になった部分をこすり付けると金本来の艶と輝きが蘇るそうです。一般に磨き作業に使われるのは瑪瑙(メノウ)棒だそうですが、当たり前に買えば1本10,000円以上しますので、アクセサリーショップのメノウ勾玉で代用します。ただ、陶器に貼り付けた金箔の磨きは想像以上に難しいです。硬い物同士で擦りますので金箔が接着剤ごと削れてしまうんです。


とりあえずの試作第一号は陶器製の家紋です。表面に金箔のひび割れが目立っていますが、遠目には金色に見えるのでとりあえず良しとします。仕上げに透明アクリル系のスプレーでコーティングしてますが、コーティング前には一面金色に見えても、コーティング剤が掛かると乱反射が無くなり、亀裂や貼り残しがもろ見えになるので注意が必要ですね。

ちょっといろいろ試してみます。