家紋入り飾り瓦の注文があり、いよいよ改良設備を試用(本番じゃん!)してみました。
手持ちのブラスターキャビネットに直圧式ブラスターのノズルを差し込み、タンク内にメディアを充填して、エアラインをつなぎます。また、別に自作サイクロン集塵機と掃除機をキャビネットの排気穴につないで、排気開始しました。ここで問題発生。排気量が多すぎて、キャビネットが負圧になり、アクリルのフタが凹んでしまうんです。手袋もパンパンに張って操作性が大変悪いです。集塵機を使う前提だと、キャビネットの気密はあんまり必要ありませんね。ブラスターノズルの通し穴に詰めていた目張り用の布を外して、吸気穴としました。
いよいよブラスターのコックを開いてみます。まずはエアーのみ開き、メディア側のコックをほんの少しだけ開けてみます。テストに入れていたガラスタイルに当てて見ますと、メディアが出ていないようでした。もう少しメディア側のコックを開くと、ガラスタイル上に輝点が見えました。吸い上げ式のブラスターでも調子のいいときはこれが見えます。研磨材がガラス表面に衝突したときに運動エネルギーが切削と熱に変換されて、光り輝くんじゃないでしょうか。テストのガラスタイルは1分程で貫通穴が開きました。
飾り瓦の深堀りはあっけないくらいに短時間で終わります。作業効率は6倍ってところかな。1馬力のコンプレッサーでも難なく作業が続けられます。自作サイクロンも予想以上にいい仕事をしてくれます。
さて、実際に使ってみた結果、
○作業効率の大幅向上
○メディアの集塵が成功
×コンプレッサーの騒音は心配していた通り、爆音。
×サイクロンを使うための掃除機の騒音も爆音。
×手元でブラストのON-OFFが出来ないため、作業の中断がメンドクサイ。
×ブラスターのゴム管がかなりゴツくて取り回しが利かない。
以上が判明しました。
正月休みの間になんとか解決したいなぁ。
2008年12月20日土曜日
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