家紋入り飾り瓦はそれなりにご注文をいただき、ぼちぼちと作っております。直圧式サンドブラストによる刻印も慣れてきて、失敗することはなくなりましたが、使用回数が増えるとブラストキャビネットの損耗が問題になってきます。
どこが一番痛むかというと、キャビネットの窓なんです。安物キャビネットはドア兼のぞき窓がアクリルでできており、キズ防止のPPシートを貼り付けて使う仕様でした。これが悲しいほど傷がつき、4~5回使っただけでスリガラス状になり、中の作業が見えなくなってしまいます。これは使えないというわけで、PPシートの代わりに板ガラスを張ってみましたが、多少は寿命が延びましたが、結局スリガラスになってしまいます。
そろそろ次のガラスに替えるかな~と思っておりましたが、先日突然ひらめきました。硬さが硬いほど長持ちだけど、結局傷がつくのは防げない。メディアより硬度が高いダイヤモンドの板ならば解決しますが、そんなものに金をかけるのは馬鹿らしいですね。墓石を深彫りするときはゴムシートのマスクを使うそうです。瓦のマスクも塩ビのステッカーです。要するに弾力のあるものならば、削れ難いわけです。
弾力があって透明なものって何だっけ?ビニールシートが良さそうですね。早速100円ショップでビニール製のクリアフォルダを買ってきまして、のぞき窓のアクリル板内側に両面テープで貼り付けてみました。結果は良好です。埃で汚れはしますが、拭き取れば復活します。これって、特許は取れませんかね?
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